2009年(平成21年)2月14日(土)大阪文楽小劇場で恒例の第99回女義太夫の会が催された。
城谷小夜子は、竹本初丸の名前で出演。2008年9月で因会での初舞台を踏んだが、今回は2回目の出演となった。
99回目となる女義太夫の会は、友路師匠の元でかつてしっかり稽古されて将来を嘱望されていた友代さんが、去年復帰され、今回、かつて一緒にけいこされていた三味線
の友喜久さんと「名コンビ」復活となった。
友代さんの名調子を聞こうと、四国から40名を超えるお客様が文楽小劇場においでになり、小ホールは満席。ここ数年来の大入りに大喜び。
わたしのお客様も、友代さんの義太夫節を聞き、「これが女義太夫の魅力なんだ」と、大いに感激し、喜んでおかえりいただけたので、本当にうれしかった。
それほど難しい芸なのだと思う。廃れるのもある意味わかる気がする。
精進しても精進してもうまくならないのが義太夫。うまいへたがはっきり出てしまう恐ろしい芸。
友代太夫さんの復活で、女義太夫は低迷期を脱していく。変わる。
わたしの芸は、もちろんまだまだ未熟。わずか数年で「尼崎の段」の「後(あと)」を語れたのは、初美師匠のおかげとありがたく思っている。
今回相方をつとめて下さった三味線の源幸さんは、わたしがなんとか語りやすいようにと、本当に一所懸命弾いて下さった。助けてもらったことを感謝している。
100回記念は、来年の2月の予定。
おいでいただきましたお客様、本当にありがとうございました。
初美師匠お教しえいただきありがとうございました。
友路師匠お稽古ありがとうございました。
源幸さん、相方ありがとうございました。
女義太夫の諸先輩方ありがとうございました。 |