私たちは、日本の伝統芸能、文化の継承者を育てます。私たちは、日本の文化を世界のひとたちに紹介します。
大阪道頓堀での初演以来、お蔵入りしていたこの作品を、去年322年ぶりに再演しました。 この作品が巡ってきたこの縁を大事に、今生きている人たちに喜んでもらえる舞台を作りたいと思います。 この舞台を、お客様と、愛染明王と、この舞台に係わった全ての人に捧げます。
◆構成・演出:城谷小夜子 ◆音楽:渡邊満喜子・河野玲子・大久保雅子 ◆舞台監督:ジョー英 ◆照明:神戸保 ◆デザイン:中島詩元興 ◇河上知秋様より三昧琴ご提供
法王は、「日本の実情にあった新しい暦を作ろう」と思い、関東へは実方中将に、西国へは安国に調査を命じた。安国は、十四年前に、九州太宰で、菊池禅定道清を殺していたので、西国に行きたくなかった。実方は、天王寺愛染堂の前で瑠璃姫と恋に落ちる。実は、この一家(母、弟の太刀丸、家来の平馬之丞)が敵討ちのために安国を追っていることを知る。数日後、安国は、偶然出会った太刀丸と平馬之丞に「実方こそが敵安国だ」と嘘を言い、まんまと実方の大事の御手判を取り上げた。家に帰った太刀丸は瑠璃姫に、実方こそ父の敵だと告げた。瑠璃姫は、敵討ちと夫婦の契りを結んだことに悩み・・・。
この曲は、城谷小夜子が作曲。舞台の中で歌われます。
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[歌詞] 恋と歎きを荷ひてぞ 涙の玉の瑠璃姫も 身さへ細りて二重の帯 老いたる母は影老けて 笠うなたれて杖つきの いろはちりぬる音羽山 露(つゆ)引(ひ)き結ぶ草津の宿 さらす晒布のさらさらに はかなき恋に身をさらす 波か霞か、いや富士の山 旅の憂き寝の埴生(はにゅう)にも 日数(ひかず)経ぬれば秋風の 波の白河訪ね越し 伊達の薄着の衣川 とある磯辺に着き給ふ。
mailto:info@wanowa.org
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