京都出身。明大英文科中退。前進座養成所卒。前進座1976年入座2000年退座。2001年「童門冬二の世界」で旗揚げ公演。海外での主な活動は、サンクトペテルブルグ演劇大学、エール大学大学院、香港大学、台湾大学、ユネスコITI世界会議等で日本伝統文化を教え好評を博す。心理療法カウンセラー資格。藤間流名取。平成17年竹本初丸の名前を竹本初美師匠より許され女流義太夫となる。「心中天網島」の演技で平成16年度大阪文化祭奨励賞受賞。主な舞台:近松門左衛門「心中天網島」「大経師昔暦」、「十三夜」おせき、「さんしょう太夫」伊勢の小萩、「たいこどんどん」袖ヶ浦、「蓮如」蓮祐など。ラジオ深夜便出演。
【一言】・・・・・
今回は十二役。役の性根を掴みたいと、せりふをひたすら覚える日々です。私のせりふ覚えに付き合ってくれる仲間が、この舞台を作る陰の功労者。場面ごとの風景をイメージします。観客には残像が残るので、残像を裏切らない動きをていねいに決めていきます。
風邪を引かないこと。のどを痛める食べ物・・・たばこ、ビールは言うに及ばず、冷たい物、柑橘類、お茶、香辛料も危険。寝るときはのどにタオルを。身体が疲れすぎないよう、冷房、寝不足、重い物を持つ時も注意。恐がりの私です。
この舞台には、ボリュームある男性の声と、繊細な音がどうしても欲しかった。砂田さん、河野さんはベストの配役。乙部さんは言うに及ばずスタッフは気心しれたメンバーばかり。大久保さんはがんばってくれている。人に恵まれたこの舞台、心を込めて一所懸命つとめます。 |