クラシックバレーのこと。
この6月からレッスンに行き出した。
身体を締めたいと急に思い立ち、即行動。
娘が通っていた本間先生の教室に飛び込んだ。
中学のとき、ほんの短い間、体操部にはいっていて、
そのとき平均台や床など、結構ハードなことをやっていた。
わたしはドベタだったが、
不思議なもので12歳で学んだことは、
その後、ダンス部に移っても、
俳優養成所で初めて日本舞踊を本格的に習いだしても、
野口体操にジャズダンス、太極拳、気功と、
身体レッスンの中で十分生かされてきたと思う。
この年でクラシックバレーを気負いなく始められたのも、
12歳で体操を始めた時気持ちと
変わらない自分がいるからだと思う。
若い人に交じってのレッスンは、恥ずかしいより、うれしい。
身体が重くて、固くて、思うように動かない、錆ついた我が肉体を、
大きな鏡に映し、自分の事実をみるのだ。
小さな目標を立てながら、レッスンしていこうと思う。
たとえば、今の目標は、
@だぶだぶのTシャツではなく、いつかレオタードでレッスンしたい!
A開脚して、胸を床につけたい。(今はやっと肘まで)
この2つ。
これで十分。
あまりに高い目標を立てると、いやになる。一歩一歩進むのだ。
舞台に立った時のある美しさがなくなったときが、
舞台から降りるときだと思っている。
年齢を重ねた俳優の舞台は、
洗練された俳優の舞台に限り、魅力的だ。
先輩女優では、
杉村春子さん。山田五十鈴さん。初代水谷八重子さん。
みな、粋で美しい舞台だった。
歌舞伎の故中村歌右衛門丈、故先代勘三郎丈。
今も魅力をありありと思い出す。
当世では、玉三郎さん、現勘三郎さん、富十郎さん
大好きだ。
自分の稽古だけでは足りないことに気づいていた。
行動に移せてうれしい。
まだまだ舞台を務めたいと思っているわたしがいるということだ。
やりたい舞台作品は内的につぎつぎと浮かんでいる。
それをこの世で実現し、お客様に見ていただく。
見てくださいと、お声かけして、お代を頂戴し、見ていただき、
ありがとうございますと、劇場から送り出す。
お代以上のものをお持ち帰りいただきたい、と常々思っている。
偽装しようのない世界にいるから、尊い仕事といえる。
いや、お代に見合わない舞台をやったなら、
お客から「金返せ」などと罵倒される恐ろしい仕事ともいえる。
くわばら、くわばら、レッスン、レッスン。
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