米津先生からどれほど天風先生の
ことをお聞きしただろう。
まるで、うちの祖父のように
慕うまでになっている。
天風先生の書かれた「輪」という文字を毎日見ている。
哲人。文人。道の人。
「人生、人として生きる者は、
どんな場合にも、即ち、健康の時でも不健康の時でも、
また幸運の際にも、不運の際にも、否どんな苦難不如意の時であっても、
その心は断固として積極的に、厳として把持しなければならないというのが、
人間に与えられた宇宙真理であると同時に、
また人として厳守すべき自然法則だと徹底自覚されたことと信ずる。
わたしが、常に、
身に病ありしといえども心まで病ますな。
運命に非なるものありといえども、心まで悩ますな。
・・・・・・
夜一旦就寝しようとふとんの中に入ったら
たとえどんな悲しいことや、腹のたつことや、その他気にかかることがあっても
それを断然明日の宿題とすること、
すなわち今、まさに自分は一日の疲労を休養するため
これから睡眠をとるのだから
精神も肉体と同様に安息を与えなくてはならない。
だから
当面している人生の一切の事柄は
明日目が覚めてから分別考慮しようと、
特に消極的にこころを陥らすような問題は
悉く明日回しとして
出来るだけ朗らかさと活き活きとした勇ましさを感じ得るような
ほほ笑ましいことだけを心に連想思考せしめるのである。」
中村天風「真人生探求」より
先生の哲学を継ぐ人でありたい。
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