小夜子の世界

あったことはないのだけれど・・・故辻 邦生さん(作家)
『西行花伝』は、素晴らしい小説。
この作品を書くときの気持ちを
辻 邦生氏が書いていた。
「『西行花伝』はとりかかるまでに10年近くかかった。
・・・しかし、真の主題は美と現実の相克であり、とくに待賢門院と西行の恋。
崇徳院と西行の対立のなかに、それがあぶりだされるように書き進めた。
私自身が現実を超え、美の優位を心底から肉化できなければ、この作品を
書いても意味がない・・・・そんなぎりぎりの地点で生きていたような気がする。」

人が長い時間をかけて作り上げられたものには、インスタントでは味わえない
深いものがあり、わたしは心打たれた。
 
2008年03月07日 16:02 | カテゴリ:この人との出会い | コメント (0) | トラックバック (0)
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