小夜子の世界

ドナルド・キーン博士(日本文学研究の第一人者)
20年も前に、先生の本を読んだ。
「近松の『心中天網島』を原作通りで上演する人はいないのでしょうか」
と書かれていた。
近松の原文上演を信条としているわたしの「こころのささえ」となった。
数年前、近松公演の招待券を送った。
「わたしはNYに戻っていますが、だれかに行って貰います」と
直筆の返事をいただいた。
このたびも、完全朗読版CDを送った。
先生からまた丁寧な直筆のお手紙をいただいた。
「あなたのやっていることをすばらしい。・・・どんなお手伝いが出来るでしょうか」
有り難い言葉だった。
先生が、次の作品のヒントもくださった。
わたしは今大いに勇気づけられている。
今頃、コロンビア大学で、先生はわたしのCDを使って授業して下さっている。
そのことを想像するだけで
身体の深いところから
力が湧いてくる。

 
2008年03月05日 09:33 | カテゴリ:この人との出会い | コメント (0) | トラックバック (0)
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