小夜子の世界

市川春猿さんのインタビュー
猿之助劇団に3人の女形がいる。 笑也さん、笑三郎さん、そして一番若い春猿さん。 市川欣也さんがしつこくさそってくれて「伊吹山のヤマトタケル」をパルコに見に行った。 1988年の9月だった。右近さんが24歳で初主役。 そのとき、一人きれいな女形さんが女官たちの並びにいた。 それが春猿さんだった。誕生日前だから17歳のころだ。 猿之助劇団にはいってすぐの時だったのではないか。 「栴檀は双葉より芳し」 昨日の鈴木治彦さんとのインタビューで 3つくらいから着物が好きで、歌舞伎役者になるべくしてなったということがわかった。 「歌舞伎役者女形になりたい」というあこがれ、 それに持って生まれた顔、体つき、声、感性。 自信をなくさせる出来事やことばがたくさん襲いかかるのが常だ。 しかし、傷つきすぎず、自分はだめだと思いすぎず、 ふわっとそれらを乗り越えているように見える〜これが春猿さんの天性の魅力だ。 ふわっと乗り越えられるから 今の彼があるのだ。 歌舞伎の中にあって、 玉三郎さんにかわいがられていることも 幸いしている。 才能をきっと伸ばし続けていく人だろう、と思う。 これからも見守りたい。
 
2007年08月31日 05:31 | カテゴリ:コラム | コメント (0) | トラックバック (0)
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