小夜子の世界

大野さん
大野さんは、オーケストラの指揮者。 「トリスタンとイゾルテ」に取り組んだ。 一人の歌手を抜擢。うまくいかない。 3日前のドレスリハーサルで突然イゾルテ役の歌手が気管支炎で歌えなくなった。 リハーサルは取りやめになるとみんな思った。 開演2時間前、そのとき、大野さんはどうしたか・・・まず音楽学校にいって歌える人を探した。ダメだった。 1時間前、彼は決意した。自分が歌う。 自分が責任を持つ。 指揮者の仕事は、みんなを盛り上げること。 リハーサルが始まった。 歌いながら指揮棒をふるという前代未聞の出来事。 しかし、リハーサルは終了した。みんな拍手した。 3日後の初日、別のイゾルテ役の歌手で、トリスタン役の歌手は歌った。大成功!ここに世界に数人しかいないといわれるトリスタンを歌える歌手が誕生した。 わたしは泣いた。感動した。 問題が起こったとき、冷静に、どうしたら一番いいのかを考え、責任を持つ。 そのとき、思いがけない解説方法がみつかるのだ。
 
2007年01月28日 10:30 | カテゴリ:見ました読みました感動しました | コメント (0) | トラックバック (0)
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